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参考文献の入手と管理戦略
今日の世界は情報に満ち溢れています。特にこれは、科学や技術の分野で働く人々にあてはまります。そのため、情報を管理し、処理する効果的な戦略を打ち立てることが今まで以上に重要になってきています。研究者には、常に文献に目を通して自分の研究分野で新しく発表される論文や書籍を探すことが求められます。また、手に入れた参考文献の情報を管理する効果的なシステムを構築する必要があります。今回のFORTE NEWS特集では、この二つの目標を達成するために効果的な方法をご紹介いたします。
参考文献の入手
研究者にとって、自分の研究分野における最新の情報を常に把握していることは大変重要なことです。研究プロジェクトに着手したあとで、同じような研究の成果がすでに発表されていることを発見することほど最悪なことはありません。また、研究論文を執筆する際には、同じ分野における最新の研究成果を引用することが重要です。これらの理由から、自身の研究分野の最新出版物に目を通す時間を週に一度確保することが大切です。
少し前までは、研究者は図書館まで足を運び、関連分野のジャーナルの最新号を閲覧する必要がありました。今では、自動通知メールサービスのおかげで、これは必要なくなりました。ほとんどのジャーナルや出版社において、読者が自動通知メールの配信を設定できるようになっています。このサービスを利用すれば、該当分野の主なジャーナルの目次を電子メールで受信できます。また、特定のテーマや著者ごとに発表論文の通知を受信できるよう設定することもできます。これらのサービスを最大限に活用し、時間を掛けても複数の通知設定を行い活用することをお奨めします。
興味のある論文が見つかったら、ただちに入手するか、入手したい論文のリストにその詳細を追加しましょう。所属組織または企業が該当ジャーナルを購読していれば簡単に入手できるでしょう。
参考文献の管理
すでに入手した参考文献を管理することは、新しい参考文献を入手するのと同様に重要なことです。研究者はたいてい数百に及ぶ論文や書籍を集めています。
参考文献管理の最初のステップは、それぞれの文献に固別のラベルを付けることです。もっとも効果的で簡単なラベル付けの方法は、入手した順番に参考文献に番号を振っていく方法でしょう。番号を振ったら、印刷した論文にその番号を書き留めるか、論文が電子ファイルの場合には元のファイル名をその番号に変更します(例:“reference-045.doc”)。最後に、論文を番号順に並べます。電子ファイルの場合には、すべての参考文献を同一フォルダー内に保存します。こうすれば、今後それらを参照するときに、目的の論文を簡単に見つけることができます。
次のステップは、文献管理システムを利用することです。過去には、研究者は参考文献のカタログを作るために索引カードシステムを使ってきましたが、今日では文献管理ソフトウェアの登場により、作業が大いに簡略化されました。現在の文献管理ソフトパッケージは非常に強力で、自動的に文献データをオンラインデータベースからインポートしたり、ターゲット・ジャーナルの引用形式に準拠する書誌目録や参考文献リストを自動作成するというような、多くの高度な機能を備えています。
まずは、どのソフトウェアが自分に最適かを判断することです。考慮に入れるべきポイントは次の通りです:
- 予算
- 使用コンピューター環境:MACかPCか
- 使用するのはWordかLatexか
- 所属組織・企業は文献管理ソフトウェアを導入済みか
- 同僚が使っている文献管理ソフトウェアはどれか
- 自分が使用する引用形式がそのソフトウェアでサポートされているか
もっともポピュラーないくつかの文献ソフトを簡単に紹介します:
EndNote
EndNoteは、学術界でポピュラーな、非常に強力で多機能の文献管理システムです。比較的高額ですが、しばしば組織単位のサイトライセンスで利用されており、スタッフや学生は各自のコンピューターにインストールすることができます。オンライン版のEndNoteも利用可能で(www.endnoteweb.com)、ISI Web of Knowledge および EndNoteを統合できます。
EndNoteはThomson Reutersの製品です。Thomson Reutersは、さらに2つの文献管理システム、Reference Manager (www.refman.com)とProCite (www.procite.com)を供給しています。
RefWorks
RefWorksはウェブベースの文献管理システムです。そのため、インターネットに接続されていればどのコンピュータからでも自分の参考文献データベースにアクセスすることができ、同僚と共有することもできます。
Zotero
Zoteroは、Firefoxウェブブラウザ用の無料のオープンソース拡張です。あとで参照するためにウェブページをアーカイブしたりできますが、書誌記録を整理するためにも利用できます。書籍、記事、または論文がインターネット上で参照されると自動的にそれを検知します。さまざまなオンラインのソース(Amazon.com、PubMed、HighWire Press、Google Scholarなど)からの文献データを捕捉することができます。Wordと互換性があり、幅広い引用スタイルを適用するために使用することもできます。
まとめ
参考文献を入手し管理するための効果的な戦略を打ち立て、これらの戦略を実行するための時間を毎週きちんと確保することが非常に重要です。
役立つリンク
Wikipedia
IVS-BM
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