今すぐ無料お見積をお試し
下さい。
- 記事
- 記事一覧
- 効率的な論文作成のカギ――MS-Wordの機能活用術
- 差がつく魅力的なCVを作成する
- 論文掲載への第一歩 ― 守っていますか?「投稿規定」
- プロの国際発表Q&Aセッション攻略法
- 論文リバイズ成功の秘訣 - 査読者コメントに正しく応えるコツ
- 聴衆をひきつけるプレゼンテーションの極意
- 優れた文章力を養う正しい習慣
- 勝者の戦略的文献収集と管理方法
- 優れた科学技術論文作成への探求
- 査読者に好感をもたれる英語論文執筆の極意:
日本人執筆者が陥る間違いを回避できる12のヒント - WordとLaTeX-どちらを使うべきか?
- ジャーナルのインパクトファクターに惑わされていませんか?
- 時代の終焉: 印刷ジャーナルは滅びるのか?
- Online Ahead of Print(印刷物に先駆けたオンライン出版)について
- 間違った校正レベルを選んでいませんか?
- 読者の目を引くアブストラクトを書くには?
- 期待以上の翻訳サービスを得るには?
- 論文発表に最適なジャーナルの選び方
- 査読者のコメントに同意できません。どうしたらいいでしょう?
- 効果的なカバーレターを書くことの大切さ
聴衆をひきつけるプレゼンテーションの極意
今回は、特に日本人の研究者が発表を行う際によく遭遇する課題に焦点を合わせて、プレゼンテーションの準備および発表を行う際の秘訣をお届けします。
ほとんどの研究者の方々は、ご自分の研究成果を公表するためには論文を学会誌に投稿、発表しなければならないという必要性に気を取られがちです。しかしながら、国内および国際学会、ワークショップ等で研究を発表することも、論文をジャーナルで発表することと同様に重要なことです。ジャーナルでの論文発表は厳重なピア・レビューのプロセスを通らなければなりませんが、プレゼンテーションの場合は一般的に評価や品質管理をほとんどあるいは全くなしに行われます。そのため、多くの口頭発表プレゼンテーションは「可もなく不可もない」ものになりがちです。
プレゼンテーションを準備するときは、いきなりスライドを書き始めようとする誘惑に駆られますが、他の作業と同じように、書き始める前の計画段階に時間をかけることが重要です。その中でももっとも重要なことは、自分が何を聞き手に伝えたいのか、プレゼンテーションの中核となる趣旨(これは英語ではよく「take-home message」と言いますが、「重要なこと、家に持ち帰って欲しいメッセージ」、つまりプレゼンテーションのキーポイントという意味です。)を決めることです。
聞き手の頭にはプレゼンテーション発表の内容のわずか10%くらいしか残らないと言われます。よって、発表の内容を重要な要素、部分、あるいは要点に絞って、発表全体を通してそのメッセージを何度も強調することが重要になります。さもなければ、細かいことに気を取られて聞き手の関心を失う結果になりかねません。
スライドを作成する際は、可能な限り簡潔に纏めましょう。スライド1枚にあまり多くの情報を詰め込まないようにするとよいでしょう。最近の技術では使用できるスライドの枚数に制限はないので、その点については自由に作成できます。効果的なテクニックの一つは、スライドの内容全体を一度に表示させるのではなく、発表に合わせて内容をスライド中に徐々に積み上げ表示していく方法です。また、誰にでも読めるように、すべてのテキストのフォントサイズを充分大きくする配慮も大切です。
スライド作成が終了したら、プレゼンテーションのリハーサルを何度も繰り返してみます。まず独自で練習した後、同僚の方々に聴いてもらい、評価してもらいます。
プレゼンテーションを行うときは、できるだけ聞き手を巻き込むことが大切です。発表者にとって、「聞き手を巻き込む」ことの難点は、発表中ににノートやスライドに目を落とせないことです。これをすると、発表の内容がどんなに興味深いものであっても聞き手は関心を失ってしまうことになるからです。逆にプラスとなる面は、聞き手と常にアイコンタクトを取り、適切にジェスチャーを交えることを意味します。発表中は終始聞き手の関心を惹きつけ続ける術を尽すことが必須なのです。
口頭発表において日本人研究者がよく苦労する要素の一つはイントネーションです。日本人の発表者は、英語のネイティブスピーカーの耳には、平坦で単調に聞こえがちです。これを防ぐ方法の一つは、自分のノートを読み返して、特に強調したいキーワードをハイライトしておき、発表の際それらの単語を強調することです。イントネーションと声の大きさの両方に変化を付けるとよいでしょう。ネイティブスピーカーがどのようにイントネーションに変化を付けているかよく耳を傾け、模倣するのも効果的です。少し大げさだと思うくらいイントネーションを付けても構いません。ネイティブスピーカーの聞き手にとってはおそらくそれが普通のレベルに聞こえるはずです。英語を母国語としない他のすべての人たち同様、日本人にとって英語の発音は継続的な課題です。特に、日本人は「l」と「r」、「v」と「b」、「s」と「th」を識別することを苦手としています。発表内容に目を通し、発音しにくい単語をハイライトして、自信を持って発音できるようになるまで繰り返しそれらの単語を練習しましょう。どうしてもうまく発音できない単語は、発音しやすい同意語はないか検討してみましょう。また、発音を上達させる効果的な方法は、ネイティブスピーカーの発音をよく聴いて模倣することです。ネイティブスピーカーの発音練習用のMP3やWAVファイルを提供している会社もあります。
(参考:練習用音声ファイル)
英語を母国語としない人々の多くは、プレゼテーション後の質疑応答の時間のほうが、プレゼテーションそのものより苦手に感じます。自身の専門分野について専門家からの質問に答えるのは母国語で話す場合でさえも大変なのに、不慣れな外国語を使って質問に答えるのはさらに困難なことです。
プレゼンテーションと違って、質疑応答セッションに対して準備するのはごくわずかだと感じられるかもしれませんが、より有効な準備を行うための実践的ないくつかのステップがあります。
はじめに、聞き手から出る可能性の高い質問を考えておくことです。また、自分ならどんな質問をするか同僚達に尋ねることもできます。質問される可能性の高いものを明らかにしたら、それらの質問に対する回答の簡単なアウトラインを作ります。具体的な質問に回答する際に使用できる、追加のスライドを準備しておくことも役立つ場合があります。また、回答する前に受けた質問を繰り返すとよいでしょう。これには2つのメリットがあります。回答を考えるための時間を稼げることと、答えを間違えて時間を無駄にしないようにすることです。
最後に、質問に応答する際に役立つ言い回しを習得しましょう。
例:
- もっと考える時間が欲しいときには "That’s a good question. Let me think about that…"(それは良い質問ですね、少し考えさせてください)
- 質問を理解できなかったときは "Could you repeat that question, please?"(ご質問を繰り返していただけますか?)など
プレゼンテーションを行うたびに、他の人からフィードバックをもらい、自分の発表をどうすれば向上させることができるか自問するようにしましょう。そして、それらのフィードバックを今後のプレゼンテーションに取り入れるようにしましょう。これはプレゼンテーションスキルを常に向上させるための秘訣です。さらにプレゼンテーションの経験を積めば積むほど、発表能力が向上し、自信がつくようになるので、英語で発表するチャンスがあれば積極的に挑戦してみてください。
なお、フォルテでは、次のようなプレゼンテーションサポートサービスを提供しています。
プレゼンテーションの校正・翻訳:
口頭またはポスター発表用に、聴衆層に合わせて原稿・関連ファイルを効果的に翻訳・校正するサービスです。
詳細はこちら »
練習用音声ファイルの作成:
プレゼンテーションの事前練習用に、ネイティブスタッフによる音声(MP3, WAV)ファイルを作成するサービスです。
詳細はこちら »
プレゼンテーション指導:
専門知識を持ったネイティブライターによる発表の個別指導・即時フィードバックを含めたプレゼンテーション・リハーサルサービスです。
詳細はこちら »
FORTEがご提供する専門的な編集サービスによって、著者の皆様は進歩の早い、デジタル化の進む学術出版の世界を的確にナビゲートし、ジャーナルとの連絡に費やす時間を短縮することができます。当社では、英文抄録の作成、リバイズ原稿、査読者への返答レター、投稿規定チェックおよびオンラインによる代理投稿を含め、ジャーナルへの論文投稿プロセスを合理化するフルサービスを提供いたしております。当社ではまた、著者の皆様と直接ステップバイステップで投稿を支援するサービスもご提供いたします。その場合、完全にご満足が行くまで、追加料金なしで論文に関する質疑応答ができます。高度に訓練された当社のコーディネータが、英文校正サービスに関する質疑を通して、最適なサービスの選択のお手伝いをいたします。
© 2009 Forte, Inc.
トップへ戻る