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- A.P., エディター

有名なおもちゃ「水飲み鳥」に発想を得て、水の蒸発を利用して発電する特殊な装置が作成されました。この装置は小型電子機器に電力を供給し、わずかな水で数日間動作させることができます。

中国の香港と広州の研究者は、水飲み鳥の仕組みを研究してこの発想を得ました。おもちゃの動きを電気に変換し、電話や電卓などの機器を充電する方法を発見したのです。

水飲み鳥の水を飲む動作には水の蒸発が利用されています。鳥のくちばしが濡れると内部の液体が移動し、鳥が前方へ傾きます。中国の研究チームが作成した発電装置にはこのコンセプトが採用されています。

この装置にはエネルギーハーベスティングの技術が取り入れられ、動きからエネルギーを集める素材が鳥の形をしたエンジンの両側に配置されています。このエンジンは、水飲み鳥と同じ動きをしますが、その動きを電気に変換します。研究チームがディスプレイやセンサーなどのさまざまな電子機器でテストした結果、発電機の動きを鈍らせていた摩擦を減らす方法も発見しました。

研究チームは、より効率的に水の蒸発を電気に変換するため、今後鳥の設計を改良する予定で、この発明がいつか日常生活で小型機器を動かすために使用されることを願っています。

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