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- G.A., シニアエディター

新年を迎え、多くの人は、安全と健康を保つために必要なあらゆる手段を講じることの重要性を依然として強く感じています。健康を維持する大切な要素の一つは、言うまでもなく食事です。折しも今年は、国際連合総会国際連合食糧農業機関が宣言した国際果実野菜年(International Year of Fruits and Vegetables)にあたります。

その基本的な目的は、果実や野菜を多く含む食事の栄養面と健康面の利点について認識を高めることです。一方で、世界経済からみた農業の重要性や、世界の食料安全保障における果実と野菜の基本的な位置づけについても意識啓発が行われます。

また、果実や野菜が農場から台所に運ばれる間に生じる食品ロスと廃棄の問題について、人々の関心を高めることも国際果実野菜年のもう一つの重要な目的です。食品ロスと廃棄を削減することにより、飢えや食料不足に直面する人を減らすことができ、同時に集約農業による環境影響を軽減できます。

私たちの食生活が2021年に変わるかどうかはさておき、今年は果実と野菜の重要性について、人の健康面だけでなく、世界経済と環境の観点からも考える年になるでしょう。

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