特集記事

- K.J., エディター

遅寝遅起きで夜の方が活動的になるフクロウのような生活パターンの人がいます。一方、早寝早起きで日中活動的になるヒバリのような生活パターンの人もいます。 科学者はこれを「クロノタイプ」と呼び、一日のうち特定の時間帯に覚醒し活動的になる、又は疲れて眠くなることをいいます。著者はフクロウ型で、皆が寝静まった後に朝方までかけて(静かに)趣味の練習をしたり、雑用を片付けたりするのが好きです。

興味深いことに、ほとんどの人はヒバリ型とフクロウ型のどちらとも言えず、2つが混ざっています。イングランドにあるウォーリック大学の研究チームによると、クロノタイプは性格と似た傾向があり、どちらも遺伝のほか、家庭環境や職業などの要因の影響を受けます。そのため、フクロウ型クロノタイプをヒバリ型クロノタイプに(又はその逆に)変えたい場合は間違いなく可能なのです。問題はその方法です。

フクロウ型クロノタイプをヒバリ型クロノタイプに3週間で変えるため、イギリスとオーストラリアの研究者からなる研究チームは次のような計画を立てました。1. 毎日いつもより2~3時間早く就寝し、2~3時間早い時間に目覚ましをセットする。2. 目覚めたらなるべく早く朝食を取る。午前中はよく日光を浴び、夕方は日光を浴びる時間を短くする。3. 夕食は午後7時までに食べる。ただし、研究者らはヒバリ型クロノタイプをフクロウ型クロノタイプにする方法には触れていません。

一般的な昼間の仕事(平日午前9時~午後6時)をしているフクロウ型の人にとっては、この計画は日中の冴えを高めるのに役立つでしょう。ヒバリ型の皆さんは、身近なフクロウ型の人を思い遣って、目覚めのコーヒーでも差し入れてあげてください。

英語版はこちら