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- G.A., シニアエディター

もうすぐ第4回 科学における女性と女児の国際デーがやってきます。国際連合によれば、2019年2月11日は、女性が科学分野にもたらした進歩を祝い、発展目標の達成におけるジェンダー平等の重要性を示す日とされています。

ブルッキングス研究所のハミルトン・プロジェクトが行った研究によると、大学におけるすべての学士号のうち57%は女性が取得しているにもかかわらず、自然科学、科学技術、工学、数学(STEM)分野では35%に留まっています。さらに、卒業後のキャリアをみても、STEM分野に占める女性労働者の割合はわずか22%であり、特許取得も全体の16%に過ぎません。

第4回 科学における女性と女児の国際デーを記念して、国際連合は「包摂的なグリーン成長のための科学分野における女性と女児への投資」をテーマに、ニューヨーク本部で2日間にわたるフォーラムを開催します。STEM分野の技術を獲得することは、発展途上国の女性にとって経済的機会を増やすと考えられています。そのため国際連合は、発展途上国における女性のSTEM分野の技術が、生態学的に持続可能な新たなテクノロジーやツール開発のために活用されることを期待しています。

STEM分野におけるグローバルな課題を克服することは、現在の、ひいては未来の科学技術の進歩を後押しします。そしてこうした目標を達成するための鍵となるのが、世界規模でジェンダー平等を推進することなのです。

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