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学術論文再投稿の締め切りに間に合わないかもしれない場合は


- G.A., シニアエディター

論文は、受理されて学術ジャーナルに掲載されるまでに査読者レビューを1回以上受けるのが通例で、その間に論文著者がジャーナル編集者や査読者のコメントを基に原稿をリバイズします。査読が好意的で、ごく小さなリバイズを求められるだけであれば再投稿の工程が比較的簡単なものとなる可能性があります。しかし、なかには、非常に長い時間と多大な努力を費やしてリバイズする必要に迫られる場合もあります。 こうした場合、執筆者が再投稿の締め切りを守れなくなるリスクが生じます。オンライン投稿用ウェブサイトには、たいてい、再投稿時の締め切りがあらかじめ設定されています。この締め切りは当該原稿に対して設定されるもので、締め切りが過ぎると割り当てられた原稿受付番号が無効となり、リバイズした論文は「新規投稿」とみなされてしまうのです。

原稿のリバイズに着手し、与えられた時間内での完成が不可能かもしれないと気づいたら、躊躇せずにジャーナルの編集部に連絡を取ってください。締め切りを延ばしてもらうには、期限の延長を求める理由(あらたに実験をする必要がある、大量のデータを分析しなおさねばならないなど)および再投稿が可能な日付を簡潔に説明した手紙を書けば、普通はそれで十分です。たいていのジャーナルは、投稿用ウェブサイトの締め切りを調整したり、リバイズした原稿をジャーナル宛てにメールで直接送るように求めてくるなどして、期限を延長してくれるでしょう。

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