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- G.A.,シニアエディター

多くの研究者は、投稿論文が査読者に送られた時点で査読が始まると考えています。しかし近年では、査読前に編集部による事前審査を実施するジャーナルが増えており、重要な審査項目の一つとして画像の真正性チェックが行われています。 Springer NatureWileyなどの大手出版社は、投稿された図に不適切な画像加工の痕跡がないか確認し、査読に進む前に著者へ問い合わせを行う場合があることを明記しています。

ここで重要なのは、画像の真正性チェックは研究不正を特定することだけを目的にしているわけではないという点です。STM Associationが策定した国際的な勧告では、画像に見られる問題の多くは故意による改ざんではなく、図の作成過程における不適切な処理に起因すると強調されています。明るさやコントラストを画像全体に一貫して調整することは一般的に認められていますが、画像の一部だけを加工したり、同じ画像を重複して使用したり、特徴を削除したりした場合には、説明や元データの提示を求められることがあります。

実験に携わる研究者にとってこれらは実務上重要な意味を持ちます。現在では、多くのジャーナルが、疑義が生じた際には未加工のオリジナル画像ファイルの提出を求めており、特に顕微鏡画像、電気泳動ゲル画像、ブロット画像がその対象となります。オリジナル画像を整理して保存し、画像処理の手順を記録しておくことは、編集部による審査の過程で不要な遅延を避けるうえで有効です。

研究公正への取り組みが進むにつれて、画像の真正性チェックは投稿論文の編集、審査プロセスの一部として定着していくと考えられます。今から画像データを透明性の高い方法で管理しておけば、編集部が今後求める基準にも適切に対応でき、出版までのプロセスを円滑に進められるでしょう。

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