- G.A., シニアエディター
学会に参加することは、同じ分野の研究者たちとの人脈を広げてキャリアアップにつなげる良い機会です。より多くの科学者たちにあなたの研究を紹介するために、学会の「演題募集」を活用しましょう。
学会の「演題募集」に応え、発表希望者は学会プロシーディングスに掲載するための原稿を提出することになります。学会に参加しようと考えているのなら、以下のポイントを踏まえ、原稿の提出を検討してみてはいかがでしょうか。
学会のテーマは? 学会を参加者の研究分野により関連性の高い興味深いものにするため、主催者は通常、テーマを設定します。あなたの研究が特定されたテーマに結びついたものであれば、採択される可能性は高くなります。
参加者はどんな研究者たち? 学会が複数の専門分野にまたがる場合、関連分野の研究者の視点に立って自分の研究を検討することが大切です。誰もが知っているわけではない概念や方法については解説を加え、自分の研究が他分野にどう関連付けられるかを伝えられるよう工夫します。
新発見や興味を引くポイントを盛り込む 学会は、予備的研究結果を発表するのにまたとない機会を提供してくれます。研究途中であっても、その時点でのあなたの研究結果がほかの研究者に役立つかもしれません。さらには研究やデータについて議論することで、自分の研究を発展させたり、結論の強化に繋がる可能性もあります。
今度「演題募集」 を見かけたら、投稿することを検討してみましょう! また、たとえどんなに興味深い研究結果があっても、提出する演題そのものがよく書けていなければ、それは採否を検討してもらう以前の問題と言えます。投稿に適したレベルの原稿に仕上がっていることを、プロの校正者の力を借りて確認しましょう。