特集記事

- A.P., エディター

ソーシャルメディアは、人と人のコミュニケーションや交流の仕方を大きく変えました。このメディアは研究者にとっても、他の研究者や一般市民とのサイエンスコミュニケーションに使える有用で価値のあるツールです。 ソーシャルメディアの推定ユーザー数は、2017年に25億人に達し、2021年には30億人を超えると予想されています。インターネット利用者の70%以上が、Facebook、Twitter、YouTube などのソーシャルネットワーキングサイト (SNS) を使って、世界中の人とコミュニケーションを取ったり、写真、動画、アイデアを共有しています。

研究者が仕事場でソーシャルメディアをどのように使っているか調査したところ、さまざまなソーシャルメディアプラットフォームを使って科学的知見の共有や意見交換を行っていることや、ソーシャルメディアの利用に多くのメリットを感じていることがわかりました。ウィスコンシン大学マディソン校の研究グループによる調査では、多くの研究者が、科学に関連した目的でSNSを「毎日利用している」と回答しています。また、ソーシャルメディアのつながりの中で新しい議論の場が生まれ、一般市民が科学的議論に役立つ視点を提供できるようになったと回答者は感じていることもわかりました。

ソーシャルメディアを利用すると、本当に効果があるのでしょうか?実はあるのです。別の調査によれば、Twitterで名前や研究が取り上げられると、研究についての反響が多くなり、研究者のキャリアアップにもつながることが明らかになっています。さらに重要かもしれないことは、研究者や一般市民が研究についてネット上で「バズる」(話題にする) と、研究に対する反響が更に多くなることです。

SNS時代におけるサイエンスコミュニケーションについて理解を深めるには、この論文を参考にすると良いでしょう。人気のあるソーシャルメディアツールがいくつか紹介されています。

最近出版された論文をソーシャルメディアを通じて世界に広く発信したいとお考えでしたら、ぜひフォルテにお任せください。弊社の新しい「SNS発信サポート」サービスで皆様をサポートします。

英語版はこちら