データの「フルコース」:独創的なデータの集め方
- 詳細
- 公開日:2013年08月29日(木)16:49

信頼性のあるデータの集積なしには科学的方法は成り立ちません。科学者は得られたデータを基に、自然現象についての仮説を検証します。しかし、ともすると信頼性のあるデータが手に入らないという状況にぶつかることもあります。こうした困難に直面したときに研究を進めるためにも、科学者には「独創的な」方法でデータを集める機転が求められます。
信頼性のあるデータの集積なしには科学的方法は成り立ちません。科学者は得られたデータを基に、自然現象についての仮説を検証します。しかし、ともすると信頼性のあるデータが手に入らないという状況にぶつかることもあります。こうした困難に直面したときに研究を進めるためにも、科学者には「独創的な」方法でデータを集める機転が求められます。
長引く経済危機は世界中の国々に大きな打撃を与えています。膨らみ続ける負債と減り続ける資本を抱え、経済の自然回復が見込めるかどうかも定かではない中、主要国の政府は緊縮予算を組み、思い切った経済措置をとることでそれぞれの経済危機を乗り切ろうとしています。この財政支出の削減が、あらゆる行政サービスに影響を与えています。科学研究費予算も例外ではありません。
6月27日、デジタル版サイエンス誌に探査機ボイジャー1号に関する待望の最新記事が掲載されました。ボイジャー1号は1977年9月5日の打ち上げから35年以上の歳月をかけ、185億5600万Kmの距離を飛行し、宇宙の旅を続けています。
今から50年以上前、インパクトファクター(IF)はトムソン・ロイター(旧ISI)によって開発され、以来、学術ジャーナルの評価指標として最も広く利用されてきました。しかし先日公表された「サンフランシスコ研究評価宣言」(DORA)では、IFの信頼性や妥当性に対する批判が展開され、IFそのものを再検討する必要があることが呼びかけられています。