特集記事

サイエンスニュース

ノーマン・ボーローグ博士の功績を称えて


本日3月25日、ノーマン・ボーローグ博士の生誕100周年を記念して、世界中の科学者たちがメキシコに集まります。そして今日から3日間、3月28日までBorlaug Summit on Wheat for Food Securityが開催されます。この会議は農業科学や社会政策に関わる分野の研究者たちが意見を活発に交換する場であり、また、人びとに感銘を与え続けている人道主義者としてのボーローグ博士の功績を称え、共にその歩みに思いを馳せる機会でもあります。

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過去への扉を開けてみたら


恐竜やマンモス、太古の海生爬虫類など、絶滅した生物への私たちの興味は尽きることがありません。もはや実際に目にすることのできない生き物の珍しさと、化石をもとにその姿を再現しようという挑戦に、私たちの好奇心が駆り立てられるのでしょう。 ごく最近まで、先史時代の動物の色素に関しては、科学者の想像のみにゆだねられてきました。ところが今、最新の科学技術を駆使して、何百万年という時を超え、化石からその動物が生きていたときの体の色を再現することが可能になったというのです。

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企業の「オープンサイエンス」革命


オープンアクセスジャーナルの登場は、学術出版界に大きな変化をもたらしました。学術出版社や科学者がそれぞれの対策を講じる一方で、企業もまた研究成果やデータの公開の促進に関心を高めています。今年の2月初頭に、マイクロソフト社は「オープンサイエンス」に積極的に取り組む企業として新たに名乗りをあげ、自社に所属する研究者が発表する論文をすべて無料公開する方針を発表しました。マイクロソフトはWindows OSやOfficeスイートで良く知られる企業ですが、その研究部門は、技術的ハードウェアから社会学にいたるまで想像以上に幅広い分野に渡って研究を行っています。そのため、マイクロソフト社のオープンサイエンス方針は、あらゆる領域に関わる研究者にとって有益な情報や知識をもたらすことが期待されます。

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Twitterが発信するアイソン彗星の軌跡


2012年9月に発見され、ロシアの国際科学光学ネットワーク(International Scientific Optical Network)にちなんで名づけられたアイソン彗星(彗星C/2012 S1)がメディアで大きな話題を呼んでいます。「世紀の彗星」などと大々的な見出しを掲げる新聞もありますが、1973年に発見されたコホーテク彗星のように、「大彗星」として大きな関心を集めたにもかかわらず、結果的には期待外れに終わった彗星はこれまでにもありました。大げさな報道が先走っている状況は今回も例外ではないようです。

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