第6の味覚の発見
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- 公開日:2015年08月27日(木)11:00
「高度な味覚」を持つと自負する方々は、今後食べ物の味を表現する際に、今回紹介する新しい単語を披露する機会があるかもしれません。Chemical Senses誌の7月号に掲載された論文で、パデュー大学の研究者らは第6の味覚の存在を確認したと発表しました。研究によると、現在認められている甘味、塩味、苦味、酸味、うま味とは別に、ヒトは脂肪を味として感じることができるというのです。研究者らはこの第6の味覚を「脂味」(oleogustus;ラテン語で「脂肪の味」の意)と呼ぶことを提案しており、この言葉が食べ物の味について語る際に使われる新しい単語として今後受け入れられる可能性があります。