特集記事

サイエンスニュース

屋根の調査から得られた重要な気候データ


デンマーク自然史博物館は、科学的資料の収蔵庫としての役割に加え、気候変動に関する興味深いデータを提供することで先日注目を集めました。Journal of Animal Ecologyに、デンマークのコペンハーゲンにある動物学博物館の屋根で採集した昆虫の18年間にわたる研究の成果をまとめた論文が発表されたのです。

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食品廃棄物から生み出される資源


2015年8月号のネイチャー誌で、シンガポール国立大学の研究者2名が、生物精製所における殻をはじめとする水産系廃棄物の潜在的利用法についてのコメント記事を発表しました。研究者らは、カニやロブスター、エビなどの海産物の殻を精製し、有益な資源を抽出できると指摘しています。具体的には、これらの殻には農業から化粧品まで幅広く産業利用される炭酸カルシウムやキチン、タンパク質などが含まれるということです。

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アインシュタインの相対性理論発表100周年:その功績を称えて


2015年11月は、アルベルト・アインシュタインが一般相対性理論を確立した重力場の方程式を発表してから100周年にあたります。近代科学思想の重要な柱というだけではなく大衆文化にも根付いている一般相対性理論の提唱100周年を記念すべく、マックス・プランク重力物理学研究所はベルリンのハルナック・ハウスで11月30日から12月2日まで一般講演会を開催します。この講演会は、アインシュタインの一般相対性理論について考察し、それが過去一世紀に渡り科学に与えてきた影響を振り返る良い機会になることでしょう。

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第6の味覚の発見


「高度な味覚」を持つと自負する方々は、今後食べ物の味を表現する際に、今回紹介する新しい単語を披露する機会があるかもしれません。Chemical Senses誌の7月号に掲載された論文で、パデュー大学の研究者らは第6の味覚の存在を確認したと発表しました。研究によると、現在認められている甘味、塩味、苦味、酸味、うま味とは別に、ヒトは脂肪を味として感じることができるというのです。研究者らはこの第6の味覚を「脂味」(oleogustus;ラテン語で「脂肪の味」の意)と呼ぶことを提案しており、この言葉が食べ物の味について語る際に使われる新しい単語として今後受け入れられる可能性があります。

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