特集記事

サイエンスニュース

ノーマン・ボーローグ博士の功績を称えて


本日3月25日、ノーマン・ボーローグ博士の生誕100周年を記念して、世界中の科学者たちがメキシコに集まります。そして今日から3日間、3月28日までBorlaug Summit on Wheat for Food Securityが開催されます。この会議は農業科学や社会政策に関わる分野の研究者たちが意見を活発に交換する場であり、また、人びとに感銘を与え続けている人道主義者としてのボーローグ博士の功績を称え、共にその歩みに思いを馳せる機会でもあります。

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ワクチン予防が可能な疾病の流行


風疹、コレラ、おたふく風邪、麻疹は、一般に発展途上国にのみ残る危険な病気とみなされています。ところが最近、北米で「反ワクチン運動」が高まりを見せており、アメリカやカナダでは予防が可能なこれらの危険な病気に感染する子どもたちが急激に増えています。

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企業の「オープンサイエンス」革命


オープンアクセスジャーナルの登場は、学術出版界に大きな変化をもたらしました。学術出版社や科学者がそれぞれの対策を講じる一方で、企業もまた研究成果やデータの公開の促進に関心を高めています。今年の2月初頭に、マイクロソフト社は「オープンサイエンス」に積極的に取り組む企業として新たに名乗りをあげ、自社に所属する研究者が発表する論文をすべて無料公開する方針を発表しました。マイクロソフトはWindows OSやOfficeスイートで良く知られる企業ですが、その研究部門は、技術的ハードウェアから社会学にいたるまで想像以上に幅広い分野に渡って研究を行っています。そのため、マイクロソフト社のオープンサイエンス方針は、あらゆる領域に関わる研究者にとって有益な情報や知識をもたらすことが期待されます。

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