特集記事

エディターの視点

論文掲載後のピア・レビュー


- G.A., シニアエディター

研究者がある調査研究を完了したら、次に目指すのは研究成果を発表するにふさわしいジャーナルを見つけることでしょう。ジャーナルを見つけ、論文原稿を投稿したら、原稿はピアレビューを受け、編集委員と査読者から必要な修正に関するコメントを受けるというのが通常のプロセスです。その後、論文がアクセプトされて掲載に至れば、これで一連の仕事は完了したと思われるかもしれません。

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発展途上国の研究者のサポートを目指して


- G.A., シニアエディター

オープンアクセス運動の中核は、できるだけ多くの人が研究成果にアクセスできるようにしようという研究者たちの意図であり、願いでもあります。しかし、科学が真に開かれるためには、情報が読者にただ「届く」だけでなく、世界中のどこにいても分け隔てなく情報を「手に入れる」ことができる状況を作ることが必要になります。

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世界最古の学術団体とオープンアクセス


- G.A., シニアエディター

英国王立協会として広く知られる「自然についての知識を改善するためのロンドン王立協会」は、現存する最も古い学会であり、科学出版社でもあります。王立協会は1660年に設立され、協会発行の学術誌「フィロソフィカル・トランザクションズ」は1665年に創刊されました。この伝統ある王立協会が、今年新たにオープンアクセス誌を創刊するというニュースを意外に思われた読者もいるかもしれません。

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オープンアクセス化が学術出版にもたらす影響とは?


- G.A., シニアエディター

学術出版界では、読者が購読料を支払う従来型のジャーナルが今でも主流ですが、オープンアクセス誌も発行数を着実に伸ばしています。研究成果をオープンアクセス誌で発表するように促す研究費助成機関も増えており、著作権やオープンアクセスにまつわる問題は、研究者にとって無視できない課題となりつつあります。

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