特集記事

エディターの視点

ピア・レビュー:「推薦査読者」にふさわしい人物とは?(続編)

- G.A., シニアエディター

以前「推薦査読者」についての特集記事でも取り上げましたが、投稿論文をピア・レビューできる査読者を提案するように、ジャーナルから著者に求められることがあります。提案された査読者をジャー ナルが必ずしも起用するとは限りませんが、ふさわしい推薦査読者を厳選することによって、確実に自らの投稿論文の分野に見合った専門家に査読をしてもらえるようにしたいものです。

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「国際学会発表」失敗しない質疑応答への備え- フォルテ 学会発表原稿 英文校正

「国際学会発表」失敗しない質疑応答への備え


- G.A., シニアエディター

聴衆の前でプレゼンテーションを行うときに緊張したり不安を感じたりする人は少なくありません。ほとんどの国際学会の口頭発表の場ではプレゼンテーションの後に質疑応答のセッションが控えているために、さらに気が重くなるということはあるでしょう。英語での発表であればなおのことです。質疑応答への苦手意識を克服して少しでもストレスを減らすために、今回は英語での質疑応答に備えるためのヒントをいくつかご紹介します。

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練習こそプレゼン成功のカギ

- G.A., シニアエディター

公衆の面前で話をすることは決して簡単なことではありません。できれば避けて通りたい、というのが大抵の人の本音ではないでしょうか。しかし研究者にとって、学会での口頭発表は必ず踏まなければならないステップのひとつです。発表原稿を整え、パワーポイントでのスライド作成も終え、質疑応答セッションへの準備も万端、となれば今度は、プレゼンテーションの練習です。

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国際学会発表に向けて – 効果的な口頭発表のために – フォルテ英文校正

国際学会発表に向けて – 効果的な口頭発表のために


- G.A., シニアエディター

学術研究者にとって国際的ジャーナルでの論文の発表は大きな目標のひとつでしょう。しかしその論文の投稿準備にいそしむあまり、国際学会での研究発表の重要性を見過ごしてはいないでしょうか。 然るべき準備をしないままプレゼンテーションに臨めば、研究成果をアピールできるせっかくの機会も十分に役立てることはできません。 今回は、効果的なプレゼンテーションに備えた口頭発表用原稿づくりのポイントをいくつかご紹介します。

まず念頭に置いていただきたいことは、プレゼンテーションはあくまで口頭で行うものだという点です。口頭発表用の英語原稿は読み上げることを前提として書きましょう。そのため朗読ではなく黙読を目的として書かれた学術論文の文章を、そのままの形で口頭発表用の原稿に多用することは避けるべきです。口語的な表現と簡潔な文章構成を心がけてください。

次に考慮したいポイントは、英語での口頭発表のスキルです。英語の発音に自信がない場合は、自分で発音しにくいと感じる英単語はなるべく避けることで、分かりやすい発表ができるでしょう。ネイティブスピーカーに原稿を読んでもらい録音することもひとつの方法です。専門用語の正確な発音や自然な英語のリズムとイント ネーションを聴き、模倣することは効果的な練習になります。自然な英語の発音は聞きやすいだけではなく、聴衆はあなたの発表の内容に自ずと引き込まれていくでしょう。

最後に留意すべき点は、プレゼンテーションの制限時間です。ほとんどの学会では、プレゼンテーションで研究を詳細に紹介するための十分な時間が与えられることはありません。そこで次の3つのポイントに絞って発表内容を練ると良いでしょう:

  • ■ 聴衆が強い興味を示すであろう研究の側面。
  • ■ 最もインパクトのある調査結果。
  • ■ 学会のテーマに密接に関連したトピック。

調査方法についての冗長な説明や数字を延々と読み上げるようなことは避けるべきです。その代りに表やグラフを使ってデータを示すことで視覚に訴えることができます。また、慣れない英語でのプレゼンテーションのため話すスピードが遅くなるような場合は、制限時間内に読み終えられるよう事前に確認しておくことはとても重要です。

関連サービス
フォルテ「プレゼンテーションリハーサル」は、専門知識を持つネイティブ校正者が発音、イントネーションなどを対面形式にて個別指導します。発表の練習と同時にスライドやポスターの修正も行うことができ、効果的なプレゼンテーションを短時間で準備することが可能です。

また、お客様がより効果的なプレゼンテーションを行えるよう、ネイティブ校正者がスピーチを録音し、練習用の音声ファイルとしてお届けいたします。