特集記事

エディターの視点

オープンアクセス化が学術出版にもたらす影響とは?


- G.A., シニアエディター

学術出版界では、読者が購読料を支払う従来型のジャーナルが今でも主流ですが、オープンアクセス誌も発行数を着実に伸ばしています。研究成果をオープンアクセス誌で発表するように促す研究費助成機関も増えており、著作権やオープンアクセスにまつわる問題は、研究者にとって無視できない課題となりつつあります。

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オープンアクセスジャーナルと「オープン査読」の可能性


- C.G., シニアエディター

今年6月にお届けしたFORTEニュースレター掲載のEditorial Snapshotでは、Jeffrey Beallの「プレデター出版社」のリストについて取り上げました。プレデター(捕食性/肉食系)出版社とは、投稿される論文の適切なピア・レビューを行うこともせず、目先の利益のみを追求するオープンアクセスジャーナルを発行する出版社のことを指しています。

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学術出版界のデジタル革命


- C.L., エディター

情報伝達の術として、電子媒体やインターネットが紙媒体に取って代わる時代を迎えています。紙から電子への移行によって最も打撃を受けているのが新聞で、最新の情報を即時に提供することのできるテレビやインターネットに大きな遅れをとっています。

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シリアルズ・クライシス:ジャーナル購読料の高騰がもたらす危機


- S.T., エディター

学術ジャーナルの購読料が高騰の一途を辿っています。すでに相当な負担を強いられている多くの研究者や図書館員が、毎年上昇する購読料に疑問を抱くのも当然と言えるでしょう。

従来、学術ジャーナルでは著者や編集委員、査読者に報酬が支払われることはありません。ジャーナルの出版経費は、通常著者から徴収される掲載料で賄われているからです。

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