査読者としての心得とは
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- 公開日:2012年12月27日(木)13:13
- G.A., シニアエディター
特定の分野の専門家として広く認められている研究者であれば、有力学術誌から定期的に査読を依頼されることは珍しくありません。一方、駆出しの研究者やより一般的なバックグラウンドを持つ研究者は、比較的知名度の低いジャーナルから査読依頼の連絡を時折受けるといったところでしょうか。それではジャーナルによって、どのように査読内容が変わってくるのか、具体的に見ていきましょう。
- G.A., シニアエディター
特定の分野の専門家として広く認められている研究者であれば、有力学術誌から定期的に査読を依頼されることは珍しくありません。一方、駆出しの研究者やより一般的なバックグラウンドを持つ研究者は、比較的知名度の低いジャーナルから査読依頼の連絡を時折受けるといったところでしょうか。それではジャーナルによって、どのように査読内容が変わってくるのか、具体的に見ていきましょう。
- G.A., シニアエディター
学術ジャーナルの編集委員は、担当ジャーナルの名声を高めようと懸命です。最先端の研究成果を自分のジャーナルに集め、出版することで、ジャーナルのインパクトファクターが徐々に上昇する様を見るのは、編集委員冥利に尽きるといったところでしょう。しかしジャーナルの名声を守り管理する役割を担う編集委員が最も恐れる事態のひとつとして、掲載済みの論文の撤回を迫られることが挙げられます。
- G.A., シニアエディター
現在ほとんどの学術誌がピア・レビューシステムを採用しているため、普段は自分の研究に打ち込んでいる研究者でも、分野の専門家として他の研究者の英語論文を査読するように依頼されることがあります。
- G.A., シニアエディター
以前「推薦査読者」についての特集記事でも取り上げましたが、投稿論文をピア・レビューできる査読者を提案するように、ジャーナルから著者に求められることがあります。提案された査読者をジャー ナルが必ずしも起用するとは限りませんが、ふさわしい推薦査読者を厳選することによって、確実に自らの投稿論文の分野に見合った専門家に査読をしてもらえるようにしたいものです。