オープンアクセスの利用価値をめぐって
- 詳細
- 公開日:2015年06月30日(火)11:12

- G.A., シニアエディター
オープンアクセス運動の支持者は、学術論文をインターネット上で無料公開することは潜在読者の数を増やすことになり、ひいてはその論文の被引用回数を引き上げることにつながると唱えます。しかし、彼らの主張をそのまま受け入れる前に、その根拠となる数字を確かめることも大切です。
- G.A., シニアエディター
オープンアクセス運動の支持者は、学術論文をインターネット上で無料公開することは潜在読者の数を増やすことになり、ひいてはその論文の被引用回数を引き上げることにつながると唱えます。しかし、彼らの主張をそのまま受け入れる前に、その根拠となる数字を確かめることも大切です。
- G.A., シニアエディター
近代の科学的手法の柱の一つであるピア・レビューが、全ての研究者の間で尊重されるのは当然のことだと誰もが思うかもしれません。ところが残念なことに、 論文の投稿過程の弱点を突いて、自らの論文が好意的なピア・レビューを受けられるよう操作する研究者がいることが最近表沙汰になりました。
- G.A., シニアエディター
最近複数の出版社でピア・レビューにおける不正が明らかになりましたが、このような事件が起こると、そもそもピア・レビューは現代の科学出版において意図された目的を果たしているのかという疑問が湧くのも当然です。
- K.N., シニアトランスレーター
翻訳業界では、日英翻訳の場合、英語のネイティブスピーカーでなければ質の高い英訳は不可能であろうとの考えから、翻訳会社が「ネイティブ」の応募のみ受け付ける、あるいはクライアントが「ネイティブ」の翻訳者を指定するケースが珍しくありません。実際、能力の高い翻訳者の大半はネイティブスピーカーであり、一般的に英語を母語としない翻訳者にとって「ネイティブ」レベルの英語を使いこなし、翻訳をするのは至難の業であることは事実です。