学術出版社の寡占がもたらす光と影
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- 公開日:2015年07月30日(木)11:03
- G.A., シニアエディター
オンラインジャーナルの発展により、論文の投稿先としてのジャーナルの選択肢は劇的に広がりました。ところが最近PLOS ONEに発表された研究において、選択肢として多くのジャーナルが存在するものの、大多数の論文は一握りの出版社が扱うジャーナルに掲載されていることが指摘されました。
- G.A., シニアエディター
オンラインジャーナルの発展により、論文の投稿先としてのジャーナルの選択肢は劇的に広がりました。ところが最近PLOS ONEに発表された研究において、選択肢として多くのジャーナルが存在するものの、大多数の論文は一握りの出版社が扱うジャーナルに掲載されていることが指摘されました。
- G.A., シニアエディター
最近複数の出版社でピア・レビューにおける不正が明らかになりましたが、このような事件が起こると、そもそもピア・レビューは現代の科学出版において意図された目的を果たしているのかという疑問が湧くのも当然です。
- G.A., シニアエディター
オープンアクセス運動の支持者は、学術論文をインターネット上で無料公開することは潜在読者の数を増やすことになり、ひいてはその論文の被引用回数を引き上げることにつながると唱えます。しかし、彼らの主張をそのまま受け入れる前に、その根拠となる数字を確かめることも大切です。
- G.A., シニアエディター
近代の科学的手法の柱の一つであるピア・レビューが、全ての研究者の間で尊重されるのは当然のことだと誰もが思うかもしれません。ところが残念なことに、 論文の投稿過程の弱点を突いて、自らの論文が好意的なピア・レビューを受けられるよう操作する研究者がいることが最近表沙汰になりました。